京大・神戸大 経済学部編入試験に向けての独学

私が実際に合格しました、京都大学、神戸大学の経済学部編入試験について書き記したブログです。

京都大学経済学部編入試験 行動経済学対策 オススメ書籍

 この記事は主に京都大学志望の方に向けてのものです。

 

 京都大学編入試験の過去問はご覧になりましたか?主にミクロ経済学分野の試験において、他の大学の編入試験では見られないような一風変わった?出題がされているかと思います。例えば、昨年度のミクロ経済学の問4ですね。これは行動経済学の分野からの出題かと思われます。数は少ないですが、過去にも数回、行動経済学からの出題があります。

 京都大学には依田先生という、行動経済学専門の先生が経済学研究科に在籍されています。おそらく依田先生が編入試験の問題作成を担当されると行動経済学関連の問題が出題されるのかもしれません。あくまで予想ですが...

 行動経済学は比較的新しい経済学の一分野でして、従来のミクロ経済学マクロ経済学のテキストでは対策しづらいです。そこで今回は行動経済学に関する書籍を紹介したいと思います。

  • 「ココロ」の経済学:行動経済学から読み解く人間のふしぎ 著者:依田高典



     上記の依田先生が書かれた、行動経済学の入門書です。京都大学では学部の講義において、依田先生が担当される講義がいくつかありますがそのうちの1つの講義の指定教科書であったような気がします。確かではないです。すみません。
     新書ですので専門的な、小難しいテキストではなく、簡潔に分かりやすく書かれた本ですので行動経済学を学ぶ1冊目としておすすめです。とは言っても、行動経済学に関する専門用語である、「バイアス」であったり「限定合理性」などといった単語はきっちりと説明されているので京都大学編入試験対策としても有用な書籍であると思います。
     行動経済学の問題は出るかどうかは運ですが、問題自体は特に難しくはないですし対策しておくのが吉であると思います。近年、行動経済学の研究が盛んですし、それにつれて多くの行動経済学関連の本が出ているかと思います。自分にあったものを選んでみてください。