京大・神戸大 経済学部編入試験に向けての独学

私が実際に合格しました、京都大学、神戸大学の経済学部編入試験について書き記したブログです。

志望動機書について(あくまで参考程度にお願いします)

 編入試験の一部として、志望動機書を提出させる大学があるかと思います。私の場合、神戸大学がそうでした。試験の総得点の一部を占める場合が多いので、筆記試験などに比べると重要度は下がるかもしれませんが、志望動機書作成にも力を注ぐ必要があります。しかし、私自身、志望動機書なるものを書く機会が無く、なかなかに苦労しました。

 なので、当時の私のように、志望動機書に何を書こうかと悩んでおられる方に向けて、自分はこんなことを書いたよ、ということを記事にしたく思いました。とはいえ、私は志望動機書を書くプロではなく、自己流で志望動機書を作成しましたので、「こいつはこんなことを書いたんだな。」と、あくまで参考程度に留めて頂きたく思います。

 

志望動機書の作成に向けて前もって取り組んでおく

 志望動機書の作成を期限間近になってから初めて取り組むのではなく、時間に余裕をもって少しづつ作成していくことが重要だと思います。もし志望大学が志望動機書の提出を課しているならば、その大学を受けると決めたその日から志望動機書の作成に向けて取り組み始めるのをお勧めします。

 やはり、時間をかける程より良い文章ができますし、またアイデアは、志望動機書を書こうと机に向かっている時よりも、ふとした時、例えば入浴中などに良いアイデアが浮かんでくることが多かったので、その機会を増やすためにも余裕を持って取り組むことが重要だと考えています。また、志望動機書を書くことを早い段階から意識しておくと、例えば経済学を勉強していて「この分野が面白いからこの分野について志望動機書に書こうかな。」というように、志望動機書作成のためのアイデア集めができます。

 そのようにして思いついたアイデアは、たとえ些細なものであっても、メモしておくことをお勧めします。雑で構いません。そしてメモを積み重ねていって、そろそろ何を書こうか決断するときに、メモに書いたアイデアから取捨選択をしたり、因果関係でメモ同士を結んだりしながら作成していきました。ブレインストーミングのような感じですね。

 というようにに、志望動機書にいざ取り組んでみると時間がかかるので早い目に取り組みましょう。

 

内容はなるべく具体的に

 ふわふわした内容の志望動機書よりはなるべく具体的な内容にするように心がけました。例えば、「ミクロ経済学に興味を持ち...」よりは、「ミクロ経済学の特に〇〇の分野が興味深いと思いました。その理由としては...」といった具合でしょうか。志望動機書自体の分量はいざ書き始めてみるとそこまで多いものではないので、書く内容を絞る方が書きやすいのではないかと思います。

    注意点としましては、自分の学びたい分野に関連する研究室等が志望する大学に存在しており、学ぶ環境が整っていることをチェックする必要があるという点です。この点でズレが生じますと内容に矛盾が生じる可能性が生じるので注意が必要です。

 

この大学でないとダメなんだ!! ということをアピール

 私自身、受かればどこでもよかったのですが、建前として、志望する大学で学ぶ必要性をアピールしましょう。神戸大学で例えると、「他にも編入試験を実施している大学があるけどどうして神戸大学を志望するの?横浜国立大学滋賀大学ではダメなの?」と、面接で聞かれそうな項目に対しての答えになるような文章を盛り込みました。これが内容の具体化になるのではと個人的に考えています。

 では、この大学ではないといけないという文章を書くためのアイデアをどのように集めるかですが、私は志望大学であった神戸大学経済学部のHPを隈無く読みアイデアを集めました。同じ経済学部とはいえ研究室はもちろん、各大学の特色や特に力を入れている部分というのは違います。そしてそれに合わせたカリキュラムや制度が設けられています。ここが狙いどころです。

 なんとかして、自分の興味のある・学びたい分野とそれらの各大学の特色を結びつけて内容に盛り込むことで、志望大学で学ぶ必要性がアピールできるのではないかと思います。

 

最後に

 意識したのはこのくらいでしょうか。得点の開示をしていないので、私の提出した志望動機書がどのような評価を受けたのかは分からず、良い文章が書けたのかどうかが不明確であり、必然的に記事の内容も適しているのかどうか分かりません。なので参考程度にお願いいたします。

 また自分の書いた文章を他人に見てもらい、客観的な評価をしてもらうのが良いことなのは間違いありませんが、私の場合、編入試験を受けることを周りの人間には言わなかったので、志望動機書を書き上げた後は一度見直しをしてそのまま提出しました。TOEICの点数に少しの余裕があったこと、経済学や数学で点数を稼ごうと考えていたので、志望動機書で点数を稼ごうとするのでは無く、まずまずの点数を取れれば良いやと考えていたのであまり気にはなりませんでした。なので、TOEICや筆記試験で点数をとり、志望動機書は最低限の点数でいいやと考えておくと良いかもしれません。以上です。