京大・神戸大 経済学部編入試験に向けての独学

私が実際に合格しました、京都大学、神戸大学の経済学部編入試験について書き記したブログです。

大学編入のためのTOEIC

   私はTOEICも独学で対策しました。提出したスコアは815です。TOEICは経済学部の編入試験でも重要な要素になります。皆さんが良いスコアを取ることができるよう、参考になると幸いです。

 TOEFLについての記事も上げていますのでよろしければどうぞ。

mozuku-lifework.hatenablog.com

 

大学編入におけるTOEICと目標スコア

 TOEICのスコアは大学院入試や就職活動など、様々な場面で要求されますが大学編入試験においても多くの大学が英語の試験の代わりにTOEICのスコアを要求しています。TOEICのスコアの用いられ方、つまり一次選抜のみに利用するのか、それとも試験の点数の一部を占めるのかは大学により様々ですが、特にTOEICのスコアが合否に直接関わる場合、時間をかけてTOEICの勉強に取り組む必要があります。私の場合、総勉強時間の内半分以上をTOEICTOEFLの勉強に費やしてきました。経済学部の編入試験において、英語の勉強は経済学や数学の勉強と同じくらい重要であると考えています。

 さて、編入試験におけるTOEICの目標スコアについてですが、神戸大学の経済学部を想定した場合、神戸大学TOEICのスコアが試験の総得点のうちの大きな部分を占めていたと思うので、700後半から800台を目指すのが良いのではないかと思います。もちろん、700後半から800台は合格者平均よりも高いと考えられますし、そのようなスコアを取れていなければ合格できないというわけでは決してありませんが、倍率が高く、運の要素も大きい大学編入試験では、TOEICの高スコアは大きなアドバンテージになります。TOEICは何度も受けることができると思うのでなるべく良いスコアを提出することができるように頑張ってください。私の提出したスコアは815ですが、元々リーデイングはともかくリスニングは、センター試験でも平均点以下で苦手でしたが、頑張って勉強したところ800超えましたので700後半から800前半までは努力で何とかなるかと思います。

 

TOEIC L&RとTOEIC IP

 TOEICは主に2種類ありまして、前者のTOEIC L&Rは公開テストで、一般的なTOEICです。個人で申し込み、外部の受験会場で受けるTOEICです。一方、TOEIC IPは学内TOEICでして、所属する大学で行われるTOEICになります。基本的に提出するスコアは公開テストの方になっていたかと思いますが、公開テストのスコアだけでなくTOEIC IPのスコアも受け付ける大学もありますので募集要項をチェックしてください。

 さて公開テストとTOEIC IPの難易度ですが、私自身公開テストとIPを2回ずつ受けましたが個人的にはTOEIC IPテストのほうが簡単であると思います。TOEIC IPは過去に使われた問題が出ているという噂も聞いたのでそのせいかもしれませんが、TOEIC IPの方が高いスコアを取りやすいかと思います。夏に受けたTOEICの公開テストで815を取りましたが、その後、特に勉強もせずに冬に受けたTOEIC IPでスコアが865でしたのでもしかすると50くらいスコアが違ってくるかもしれません。なので、TOEIC IPのスコアも可である場合、ご自身の大学でTOEIC IPが開催される場合、受けるのがいいかもしれません。

 

音読のススメ

 TOEIC対策に最も効果的な方法は実際に声に出して英文を読むことであると思います。特にリスニング対策ですね。英語の音読の場合、その方法としてはオーバーラッピングやシャドウイングになります。オーバーラッピングやシャドウイングをすることで英語の速さや調子に慣れることが重要であると思います。TOEIC対策の場合は、その教材として公式問題集がお勧めです。リスニング対策に関しては、様々な参考書に取り組むよりは同じ参考書を何度もオーバーラッピングやシャドウイングして復習する方が良いです。私の場合、特にPart3,4の英文において、オーバーラッピングとシャドウイングを合わせて30回ずつ繰り返したところリスニングのスコアが400超えるようになりましたので効果ある勉強法であると思います。

 他の勉強方法としてディクテーションがあります。ディクテーション→オーバーラッピング→シャドウイングという流れが理想的かもしれませんが、800目指すならそこまでしなくても良いかと思います。時間がかかりますし私もそこまではしていません。

 また、英語の音読はリスニング能力だけでなくリーディング能力にも良い影響を与えます。それは何かといいますと、英文を返らずに前から順番に読めるようになります。これは英文を速く読むために必要な能力であると思います。

 まとめると、TOEIC対策には英文をとにかく声に出して読んでみようということです。喉が痛くなりつらいものですが、その効果は保証します。

 また、公式問題集の詳しい勉強法は以下をお読みください。

 

TOEIC参考書

 私が実際に用いたTOEIC関連のテキストを紹介したいと思います。様々なテキストに手をですよりも、同じテキストを3周くらいは復習することをお勧めします。

公式TOEIC Listening & Reading 問題集

 皆さんご存知であろうTOEICの公式問題集です。現在シリーズの6冊目まで出版されているようですね。私は画像の通り問題集の1と2を利用しました。
 TOEIC対策は公式問題集がメインになるかと思います。他に何冊か別の参考書を利用しましたが基本、この公式問題集を何度も復習していました。

 具体的な勉強方法については、まず、Part1とPart2に関しては、1度解いてみた後、ディクテーションをしていました。Part1やPart2は読まれる英語の量も少なく、またディクテーションにより聞き取れなかった箇所が鮮明になるので少しメンドウですがお勧めします。また、ディクテーションをする箇所は問題文と答えと思う選択肢のみで良いと思います。選択肢全てをディクテーションする必要はないかと。
 Part3とPart4に関してはオーバーラッピングとシャドウイングをして復習をしていました。勉強し始めた当初はオーバーラッピングすらまともにできませんでしたが毎日30分、喉が枯れるくらいまで頑張っていると徐々に英語が読まれるスピードまで慣れてくることができました。また、オーバーラッピングをする際に、聞き取りにくい箇所などはスクリプトに書き込んでいきましょう。オーバーラッピングができるようになると、そこからシャドウイングができるようになるにはあまり大変ではないと個人的に思います。慣れてくると1.2倍速でシャドウイングをしたりしてみて下さい。
  とにかく、リスニングに関しては努力が必要です。実際に発音するということは重要であると思います。辛いかもしれませんが頑張って下さい。
 Part5からのReadingは特に言うことはなく、解いて、答え合わせをして、知らなかった単語などをチェックするという勉強をしていました。1つ意識するべきことは短時間で解くことです。ダラダラと問題を解いていてもあまり意味がありません。きちんと制限時間を設定して解いてみて下さい。

 現在では、このシリーズがあと4冊出版されていますのでこの2冊が終わるとそちらを使い始めるのがいいのではないでしょうか。やはり公式問題集ですのでクオリティは保証されるかと思います。

1駅1題 新TOEIC TEST文法特急

TOEICのPart5の文法問題対策の参考書になります。非常にオススメの1冊です。

 4択の選択肢から文章の空欄を補充する選択肢を選ぶという文法問題は、センター試験や大学入試においても馴染みある形式であると思いますが、TOEICの場合やはり制限時間が特に厳しく、Part6やPart7を解く時間を確保するためにPart5をササっと解く必要があります。そのためのテクニックを紹介してくれるのがこの参考書です。
 「とりあえず問題文の1文を全て読んでから選択肢を選ぼうとしていませんか?TOEICの場合はそうではなく、問題文を前から読みつつも、1文の途中で正解の選択肢が判断できるならば解答しすぐに次の問題に進むべきです。」といったようなテクニックがテーマごとに収録されています。
 この参考書を読む前と後では、Part5の解き方が大きく変わると思います。コンパクトな本ですが、TOEIC向けの文法問題解答テクニックが身に付く1冊です。お値段もリーズナブルですし是非取り組んでみて下さい。

TOEIC L&Rテスト 究極のゼミ Part7

 TOEICのPart7対策の参考書になります。Part7は時間制限への焦りや疲労により大きな壁になっているのではないでしょうか。TOEICのReadingパートでは、ただ闇雲に解くのではなく、時間制限が厳しい中でいかに効率よく問題を解いていくかが重要になりますが、Part7におけるそのためのテクニックが数多く紹介されております。巻末には模擬試験もついています。
 問題を効率よく解くためのテクニックを知っている、知らないでは大きな差が生じると思いますのでTOEIC初心者の方やイマイチPart7のスコアが伸びないなぁと思っている方にお勧めです。

TOEFLテスト英単語3800 4訂版

 タイトルの通り、TOEFL用の英単語集ですが、京都大学も受けようと考えている方はTOEFLも受ける必要があるので、まずはTOEICの勉強から始めようと考えている方も単語集はTOEFL用の単語集を利用することをお勧めします。実際この単語集に収録されている単語がTOEICのPart7等で見受けられたのでTOEIC対策にもなるかと思います。ただ、TOEFLを受けない方にとっては、TOEICでは出ないような単語ももちろん収録されていますので非効率であると思います。なのでTOEICTOEFLの両方を受けると考えている人にはTOEIC対策としてもこの単語集をお勧めします。

 

おわりに

 ここまで読んでいただきありがとうございます。TOEICの勉強では特にリスニング対策がつらいものになるかと思います。ですが、毎日継続して勉強することが重要です。特にリスニング能力は一朝一夕で伸びるものではありません。言い換えると、TOEIC対策にはある程度の時間がかかることなのでなるべく早く、大袈裟に言うと経済学や数学の勉強よりもいち早く始めるべきであると思います。

 

 TOEICを効率よく解くためのテクニックを紹介する記事も上げました。よろしくお願いします。

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